<p>被災地は、来る超高齢社会の縮図。
今、やらなければならない──。
東日本大震災から1カ月半後の4月中旬。
現地から被災状況についての報告を受けた武藤真祐は、そう覚悟を決めた。
まもなくして高齢先進国モデル構想会議のメンバーとともに石巻に入った武藤は、避難所が閉鎖される9月までに、現地で在宅医療を提供できる体制を作らなくてはならない、と確信した。
それは、たった4カ月で石巻に診療所を立ち上げ、石巻の被災者たちに在宅医療を届けるという無謀な「挑戦」への入り口だった。
2010年に東京都新宿区で在宅医療診療所「祐ホームクリニック」を開設した武藤真祐氏が、東日本大震災の後に宮城県石巻市にも在宅医療診療所を開業し、ボランティア団体などと協力しながら被災地の医療復興に尽力する様子をまとめたルポルタージュ。
行政機能が麻痺する中で、立ちはだかる種々の障害を「民」の力で突破していく様子が生々しく描かれている。
◆監修:武藤 真祐(医療法人社団 鉄祐会 祐ホームクリニック 理事長 / 一般社団法人 高齢先進国モデル構想会議 理事長)・・・1971年、埼玉県生まれ。
96年に東京大学医学部を卒業。
東大病院などを経て、宮内庁で侍医を務める。
その後、コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務し、2010年には東京都文京区、2011年には宮城県石巻市に在宅医療専門の祐ホームクリニックを開設した。
医学博士、認定内科医、循環器専門医、米国医師資格試験合格、米国公認会計士、MBA。
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